So-net無料ブログ作成

“見せる”照明 [技術スタッフ制作レポート]

『春のめざめ』には様々な種類の照明が使われています。
天井の照明機材(サス)、壁に飾られているネオン管、蛍光灯、天井から吊られている電球。壁にも電球が埋め込まれ、壁の下にもLEDが仕込んであります。

090601sa01.jpg

こうした照明機材は客席から見える場所に設置されており、これがこの作品の特徴のひとつと言えます。
一般的な舞台では隠すサスも『春のめざめ』の場合は天井からのぞいていて、ライブコンサートのような雰囲気になっています。
“見せる”ことを意識して取り付けられているため、サスの照明機材はひとつひとつ整列し、吊るされている52個のはだか電球も一見不規則のようで、すべて位置が指定されているのです。

また他作品と比べて特徴的なのが、この作品はとにかくキュー(点灯の合図)が多いこと。ひとつのナンバーの中でもどんどん照明が変化していくのでキューが多いのは当然ですが、私たち照明スタッフは常に緊張の連続・・・。なかでも特に緊張する瞬間は、冒頭です。
薄暗い照明の中キャストたちが登場し、舞台の上にたたずんでいるイスに、ベンドラがひとり近寄ります。このシーンはベンドラが自分の身体を鏡に映しているという設定。彼女がイスに足を乗せた瞬間に、部屋の電気をパチッつけたようにはだか電球を点灯させるのですが、物語が始まるきっかけになるので、ここは本当に緊張します・・・。

ちなみに私のお気に入りのシーンは2幕の「Don't Do Sadness」。
オケバンドの皆さんがみるみるうちに赤い光に包まれていくのですが、これがなんとも幻想的でカッコイイのです。

090601sa02.jpg

皆さまにも、お気に入りのシーンをつくっていただけたら嬉しいです。

(撮影:下坂敦俊)


(『春のめざめ』照明スタッフ・F)

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。