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感謝状 [出演者より]

『春のめざめ』は2月の稽古から5月2日の初日を経て半年が経ちました。
9月5日に千秋楽が決まりカンパニー全体が更にヒートアップしています。

若い役者たちを静かにそして甲斐甲斐しく支えてくれた舞台部さん。

素晴らしい楽曲をさらに魅力的に届けるために一人一人に気を配ってくれる音響さん。

美しい明りで役者のみならず観客の心の色まで代弁してくれる照明さん。

激しい動きで消耗する衣裳をいつもベストな状態で提供してくれる衣裳さん。

ガールズの編みこみの指導はもちろん、ボーイズの個性的な髪型を根気強く仕上げてくれるヘアメイクさん。

熱い想いでこの作品に惚れ込み、一人でもたくさんの方に観てもらいたいと攻めの姿勢を保ち続ける頼もしい営業さんや広報さん、そして劇場のスタッフたち。

演技者と同じ息遣いで、登場人物の演技に寄り添って演奏してくれるバンドのメンバー。

『春のめざめ』メンバーを叱咤し、挑発し続ける情熱的な演出部のメンバー。

そして愛しくてたまらない子供たち。
舞台ではベントラ、メルヒオール、マルタの母親ですが、メンバー全員が私のかわいい子です。
一人一人がこの半年、悩み、苦しみ、もがき、そして笑って成長しました。
そのめざましさに目を見張り、嬉しくて楽しくて心の中で拍手を送ると同時に、大人を演じる私はこうしてはいられないと焦りを感じ、触発され、フレッシュな彼らに対抗するにはこちらも魂をぶつけなくてはと奮起してきました。
初めて台詞を喋るという子もいました。
板の上に乗る、お客様の前に立ち続ける、そしてお客様の目が他のどんなことよりも私たち役者を成長させるのだと改めて認識しました。

このカンパニーの子供たちはたくましくなって次々と巣立っていくでしょう。
一抹の寂しさを感じます。
子離れしなくては。
私たち大人役もこの作品から与えられたエネルギーを糧にまた次への舞台へと進むでしょう。
スタッフたちも同じ気分のようです。みんなこの作品に惚れ、情熱を注ぎ一丸となって突き進んできました。

そしてお客様。

こんなに客席から愛情を感じる舞台は初めてです。お客様全員が親、同級生、姉妹、兄弟、恋人のようにじっと見守ってくださるからなのでしょう。

「ありがとう」

9月5日の千秋楽は終わりではなく次へのステップ。
一段とパワーアップした『春のめざめ』を再び皆様の前に届けられるようカンパニー総力をあげて千秋楽を向かい討ちます。

お客様をはじめとする『春のめざめ』に関わった全ての方の情熱に「ありがとう」。
『春のめざめ』に参加させていただいたことに感謝。
千秋楽まで一つ一つの舞台を大切に演じます。


大人の女性 中野今日子


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中野今日子
撮影:下坂敦俊)

千秋楽まで、あと23日!


劇団四季『春のめざめ』作品紹介はコチラ!
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コメント(1) 

コメント 1

ミワ

読んでいて胸が熱くなり、少し泣いてしまいました。

この舞台を思い返すときは、必ず、皆を見守る「ママ」の、優しい眼差しを思い出します。(勿論「パパ」も)
今回の文章は、そのときに感じたままのイメージで、何だかとてもとても嬉しいです。

優しく、厳しく、時には冷たく、無関心に、或いは妖艶(!)に魅了してくれた大人の女性とも、もうすぐしばしのお別れなのですね。やっぱりとても寂しいです。
でも、皆さんがブログでおっしゃってくださるように、きっとまた会えることを信じて、残り少ない観劇を、目一杯胸に焼き付けようと思います。

魂を揺さぶるような舞台をありがとうございます、という感謝の気持ちは、拍手に込めますね。
by ミワ (2009-08-18 23:29) 

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